プラント新設・補修に関するソリューション
生産設備の補修に関し、溶接以外の場面においても熱産ヒートはソリューションを提供しております。
高周波誘導加熱による熱処理技術のほかに、工業炉の熱診断をもとにした補修工事による炉の省エネ化にも対応するなど、様々な商品・サービスの提供が可能です。
焼嵌め・焼抜きの熱処理作業を効率化したい
従来のガス加熱と比較して、短時間でムラなく加熱できる高周波誘導加熱装置等による熱処理をご提案します。
省エネおよび効率化に寄与するだけでなく、熟練技術に頼らない再現性のある加熱が可能となり、技能伝承に関するお悩みも解消できます。
現地での焼嵌め・焼抜き熱処理工事
高周波誘導加熱装置(HEARTS Heater)
電気抵抗加熱装置
セラミックスヒーター
焼処理炉
工業炉を省エネ化したい(新設時)
熱伝導シミュレーション制御方式を用いた熱処理炉をご提案します。
従来の炉は、炉内の限られた部分の温度領域を対象に均熱制御を行い、昇温・保持時間を約40%余分に費やしているとされています。
当社の熱伝導シミュレーション制御方式を用いた炉は、処理物温度分布をリアルタイムに予測・制御する事で、均熱性及び時間短縮による省エネ化、省力化を実現します。
従来の熱処理炉の場合
長年の経験から熱電対の位置を選定。
熱電対から得られる限られた領域の温度での制御。
この制御では対象品の均熱性の確証は得られない
熱伝導シミュレーション炉の場合
熱伝導シミュレーション制御を行い、対象品の内外面の温度分布を可視化。
均熱化を促すために、数分先の温度分布の予測を行い、予め温度差が発生すると判断された場合は、ヒーター電流制御、温度制御、場合によってはヒーター位置制御を行う。
《シミュレーションから加熱工程》
工業炉を省エネ化したい(補修時)
外壁温度や放散熱量の診断結果をもとに、ファイバーキャスト注入工法や台車断熱シーリング施工など独自のソリューション技術による工業炉の改造・補修をご提案します。
導入事例
■炉の省エネ診断を基にした断熱材補修
①炉外壁の温度状況の診断(サーモグラフィによる熱診断)⇒ ②放散熱量を確認⇒ ③省エネに関する各種提案 ⇒ ④補修に関する具体的方法の決定 ⇒ ⑤補修の見積提出 ⇒ ⑥ご下命 ⇒ ⑦補修施工 ⇒⑧定期フォロー
この事例では、連続熱処理炉であるため、ごく短時間の停止が条件ということだったので、ファイバーキャスト注入工法による施工をご提案し、省エネ化を実現しました。
■断熱材の部分補修による熱効率向上
断熱材が破損していた鋳鉄メーカー様の炉。
加熱効率が下がっていたので部分的に断熱材を補修し、熱効率アップを実現しました。
■補修による炉の操業再開
ヒーターの経年劣化による断線で操業できない状態になっていた鉄鋼メーカー様の炉。
断熱材張り替えおよびヒーターの部分交換により操業が再開できました。
ゴムライニングを効率的に剥がしたい
高周波誘導加熱装置によるゴムライニング剥離をご提案します。
ライニングされたゴムを直接加熱するのではなく、ロール金属自らが発熱しますので、ライニングされたゴムとロール間の接着材を効率よく剥がすことが可能になります。
現地でのゴムライニング剥離工事
高周波誘導加熱装置(HEARTS Heater)
複雑形状のセラミックス部品を少量生産したい
3Dプリンタを用いて加工したSiC部品をご提案します。
- 中空構造物の造形が可能
- 複雑形状品の造形が可能
- 多品種少量生産が可能
- 金型不要
ロット数が少なく、コストが合わずセラミックス化をあきらめていたような部品はございませんか? ぜひ一度ご相談ください。
低コストでセラミック部品を製作したい
鉄鋼メーカー様での導入事例
消耗品であるセラミックの湯面センサーカバーを、新たに型を製作し特注品として提供。特注品にもかかわらず全体コストの大幅削減を実現できた。